登山時のコースタイムの考え方

昭文社 山と高原地図

どの山に行くかを決める上で優先度が高い要素が、コースタイム。
あくまでも地図や案内マップに書いてあるのは標準的な時間です。個々の山行スタイルによって変わります。どのような要素を考慮して計算すべきかご紹介したいと思います。

昭文社の<山と高原地図>のコースタイムとは

ぎっしり情報が詰まった昭文社さんの地図は本当にありがたいです。Webの時代ではありますが、スマホは電池だのみなところがありますので、紙地図の備えは欠かせません。
地図の片隅に、コースタイムがどのよう条件を想定して算出されているかが記載されています。

・・・・・・・・・・・・・記載の内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
①40~50歳の登山経験者
②2~5名のパーティー
③ 山小屋利用を前提とした装備
④夏山の晴天時
設定についてはアルプスと低山帯など、山域により基準は異なります。
季節、天候、コース状況、パーティー構成、各人の体力、疲労度などにより相当な差異が生じます。
目安程度にご活用いただき、余裕をもって計画下さい。

1日(日出~日没2h前)で歩ける時間を考える

まず、山中を何時間歩けるかを考えます。
筆者が考える目安は、初級の方で4h程度 中級で5~6h程度としています。
初級の方を伴う日帰り登山では、往復で歩行時間4h以内、中級のグループでは歩行時間6h以内で計算しています。

休憩時間

登山マップ上には休憩時間は含まれていません。ですので、歩行時間+休憩時間が事実上の山行予定時間となります。ネット上にある山行日記を見る上でも、休憩を含んでいるのか/いないのかは、特に注意すべきポイントです。また休憩の取り方を同行者に確認しておくことも必要です。ショート休憩をこまめにとる方、山頂での休憩時に調理をしてのんびり楽しみたい方など人それぞれ。休憩時間の算出の参考になります。

写真・興味への時間

写真・植物観察・野鳥観察・野外料理と山の上でやりたいことがあるはずです。むしろこのために山に登っている方もいるでしょう。ゆとりをもって楽しめるようにあらかじめ計画に入れましょう。

気象の変化への対応時間

出発の直前まで天気予報は見ると思いますが、雨が降る/降らないのほかに、風、霧の情報もキャッチしましょう。

①風 … 標高によって風速が変わりますので、登り始めてから風が強まってくることもがあります。稜線で強風になった場合は、さえぎるものもなく、ダイレクトに風を受けるので歩くスピードが落ちます。
②雨… 雨が強くなれば、レインウェアの着用の時間、場合によっては雨宿りに要する時間が必要になります
③霧… 稜線などでは霧に覆われることが頻繁にあります。滑落と道迷いを防ぎながら慎重に進むため歩行スピードが落ちます

不得意ルートへの予備時間

常々慎重であること、疲労を伴うのは当然ですが、個々で上り下りの得意・不得意があります。コンディションは行ってみないとわからないため、苦手と感じる方には余裕の時間を見積もっておくのがよいでしょう。

想定外に対応するための予備時間

旅行でも登山でも同じですが、ハプニングに遭遇することもあるかもしれません。コースを誤って軌道修正するかもしれません。その分もプラスしておいた方がよいでしょう。

まとめ

コース標準時間に追加すべき要素を紹介しましたが、まとめると以下になります。

歩行時間+休憩時間+写真時間(気象変化への対応時間+不得意箇所での余裕+想定外の予備)

筆者の場合、日帰りは、歩行時間+休憩時間+写真時間+1h で計画しています。
電車・バスで行くことも多いのですが、常に余裕があるので乗り遅れもなく、気持ちに余裕のある山行ができています。みなさんも時間に追われることなく、美しい景色を満喫できる計画を立ててくださいね。

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