登山は自然と向き合い、普段の生活や仕事のストレス、家事も一切忘れて、自分自身と対話する素晴らしい時間です。しかし、女性ならではの体調や環境面の不安があると、せっかくの山時間がストレスになってしまうことも。今回は、女性登山者が安心して登山を楽しむために気を付けたいポイントをまとめました。男性の方の参考になるとうれしいです。

1. 生理中の登山対策
女性の最大の不安は生理と言ってもよいのではないでしょうか。生理と登山が重なってしまうことは、誰にでも起こり得ることです。山ではトイレの数が限られ、登山口から頂上までトイレがない山もたくさんありますので、事前の準備がとても重要です。
- 吸水ショーツやタンポンの活用:長時間の行動に対応できるアイテムを選びましょう。ナプキンだけではズレやかぶれの原因になることもあります。
- 携帯トイレの持参:万が一のために、携帯トイレと目隠し用のポンチョやツェルトを準備しておくと安心です。
- トイレの位置確認:登山ルート上のトイレの場所を事前に地図でチェックし、トイレチップ用の100円玉も用意しておきましょう。
- ナプキンの持参:急な生理に備えていくつか持参するようにしましょう。
2. アクセサリーはほどほどに
時々、派手なアクセサリーを付けて登山している方をお見掛けしますが、以下のようなリスクがあるので注意が必要です。
- アクセサリーはしてこない方が安心
登山中は帽子をかぶったり、顔回りの汗を拭いたりしますので、アクセサリーが引っかかったり邪魔になってしまいます。何より、落としたら最後!見つからないです。 - ネイルはほどほどに
中級レベルの山になってくると、岩をつかみながら登ったり、鎖場・梯子を通過することも。
ネイルははがれますし、つけ爪もひかかったりしてケガの原因になることも。
3. 冷え対策とレイヤリング
女性は冷えやすい傾向があります。特に標高の高い山では、朝晩の冷え込みは激しく、また、急な天候変化に備えた服装が必要です。
- 吸汗速乾素材のインナー、保温性のある中間着、防風・防水のアウターを重ね着することで、体温調節がしやすくなります。
- ネックウォーマーや手袋、レッグウォーマーなどの小物も冷え対策に効果的です。
4. 紫外線・スキンケア対策
紫外線は標高が上がるほど強くなります。肌へのダメージを防ぐためにも、UV対策は欠かせません。
- UVカット機能付きのウェアや帽子、サングラスを活用しましょう。
- 日焼け止めや保湿クリームはこまめに塗り直すことが大切です。
- メイクは軽めに、汗に強いタイプを選ぶと快適です。
5. 体力・荷物の工夫
女性は筋肉量が少ない分、荷物の重さや体力配分に注意が必要です。
- 女性用のリュックは背面長や肩幅が合うよう設計されているため、フィット感を重視して選びましょう。身長が低い方は試してみるとよいと思います。
- 荷物は必要最低限に絞ることで、長時間の歩行でも疲れにくくなります。
- 鉄分やミネラル補給を意識した行動食や非常食もおすすめです。
6. 防犯とコミュニケーション
ソロ登山や宿泊を伴う登山では、防犯意識も大切です。
- 登山届の提出は必ず行いましょう。緊急時の連絡手段の確認も忘れずに行いましょう。
- 山小屋に泊まる際は女性専用スペースのある選ぶと安心です。
- SNSや地域の登山コミュニティを活用して、情報交換や仲間づくりをするのも心強い方法です。
女性登山者にとって、ちょっとした工夫が快適さと安心感につながります。より豊かで心地よいものになりますよう、登山環境の事前調査、体調と向き合っての準備をしってくださいね。ぜひ男性の方も理解して、女性が参加するパーティーでは気遣ってあげましょう。


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